PC-8001 mkII、PC-8801 mkII の RGB 出力に接続して、映像信号をエンコーディングし、USB を介して現代の PC に送るものです。専用 RGB ディスプレイ無しで、手軽に実機で遊ぶことが出来ますし、実機での動作確認等にも重宝します。
名称 | PC-8001 mkII PC-8801 mkII 用 USB CRT エミュレータ |
対応 レトロ PC | PC-8001 mkII、PC-8801 mkII (その他の機種では動作未確認) |
対応 現代の PC | USB 1.1 あるいは 2.0 を装備した DOS/V 機 または Macinthsh (Power PC) |
対応 OS | Windows 98 / XP / Vista、Mac OS 10.3 以降 |
性能 | 最高 15 フレーム/秒 |
方式 | フレーム間差分を7 ビットでランレングス符号化、32 フレームごとに I ピクチャ送信 |
主要部品 | CPLD XC9572XL、USB コントローラ FT245R、4M ビット SRAM (内 2M ビットを使用)、74HC4040 x 2 |
価格 | 部品の仕入れ価格により変動 |
送料 | 140 円 |
PC-8801 mkII は、15KHz(低解像度)のモードでご使用下さい。
従来の P8 USB CRT を PC-8801 mkII に対応させるためには、CPLD の書き換えと、
コンデンサの追加が必要ですので、西田ラヂオまでご相談下さい。
CPLD の書き換えは、ユーザ様がご自身で行うことも可能です。
CPLD スイッチは通常左側にしておいて下さい(右にすると CPLD の内容が壊れます)。
フレームレートは、映像の性質、PC のパフォーマンスに依存します。十分なパフォーマンスの PC では、平均的な映像で 12 ? 15 フレーム/秒程度でした。
Yahoo オークションでの販売しています。こちらをチェックして下さい。
完全手作りのため、台数に限りがございます。
基板の色は、写真と異なることがあります。 | USB コントローラは裏に付いています。 |
PC-8001 mkII、PC-8801 mkII の COLOR (RGB) 出力に接続します。 | N-80 BASIC 起動画面 |
WIDTH 80 での表示 | ゲームの画面1 (12 フレーム/秒程度) |
ゲームの画面2(12 フレーム/秒程度) | PC-8801 mkII による画面 |
PC-8001 mkII、PC-8801 mkII と USB CRT エミュレータとを接続した USB ケーブルを WindowsPC に接続するとドライバのインストール画面が表示されますので、 FTDI 社のホームページからダウンロードした D2XX ダイレクトドライバをダウンロードし、解凍したドライバファイルを指定して下さい。 Windows XP の場合は、2.04.06、Windows 98 の場合は、3.01.04で動作確認しています。 もし、ドライバのインストール画面が表示されない場合は接続に問題があると思われるので、接続を見直して下さい。
Mac OS X の場合は、最新の 0.1.6 では動作しないようなので、0.1.0をインストールして下さい。
Windows 用、Mac 用それぞれのソフトウェアをダウンロード、解凍します。PC-8001 mkII、PC-8801 mkII と本機を繋ぎ、本機と PC を USB ケーブルで繋いで、実機の電源を入れてから、P8USBCRT.exe (Mac の場合は P8USBCRT) をダブルクリックで起動するだけです。USB ケーブルは、良質なものをお勧めします。
上手く動作しない場合、USB ケーブルを一度抜いて刺す、本機のリセットボタンを押す、をお試し下さい。
Mode -> Wide メニューで、ウインドウの大きさを半分にできます。この場合、WIDTH 80 には対応しません。
Preferences では、USB のバッファサイズ (USB Buffer Size)、一行のバイト数 (Row Bytes)、ライン数 (Lines) を設定できます。
PC のパフォーマンスにより、USB Buffer Size を変更した方がスムーズに表示されることがあります。
PC-8001 mkII、PC-8801 mkII 以外の機種でも、RGB コネクタから以下の信号が出ている機種では、Row Bytes、Lines を変更することにより動作する可能性があります。この通りの信号が出ていない機種 (PC-6001/6601シリーズ等) には、絶対に繋がないで下さい。本機、レトロ PC とも、故障する危険があります。
1 | - | 何でも良い | |
2 | GND | グランド | |
3 | CLOCK | 14.318 MHz | |
4 | HSYNC | 水平同期 | |
5 | VSYNC | 垂直同期 | |
6 | R | 赤 | |
7 | G | 緑 | |
8 | B | 青 |
特に、画面が以下のように斜めになってしまう場合、Row Bytes を調整することにより、正しく表示される可能性があります。
ソフトウェアのソースコードを公開しますので、我こそという方は是非、他 OS 対応にトライしてみて下さい。
Windows VC++ express 2005 プロジェクト (Win32)
Mac Xcode 1.0 プロジェクト (Carbon)
PC-8001 mkII、PC-8801 mkII 以外の機種では、動作確認がとれておりません。本機は、RGB 端子から出ている 14.318 MHz のクロックを使用して動作するため、一般の RGB モニタのようにコンパチビリティが高くありません。
初代 PC-8001 や、デジタル RGB が付いている
PC-8801 シリーズでは、動く可能性はあります。
私個人(アマチュア)による手作りです。
不良等の場合は誠実に対応させて頂きますが、
万が一、ご使用で損害が生じた場合、西田ラヂオでは製品以外について保証はできません。
どうか、ご理解のほどお願い致します。