TinyCAD と FreePCB のための簡易部品配置方法

pic1 pic2

はじめに

FreePCB は非常に操作性の良い PCB ツールであり、西田ラヂオにとって無くてはならないものです。FreeRoute による自動配線も大変素晴らしく、これが無ければ設計効率は大幅に下がってしまうでしょう。しかし部品の自動配置が出来ないために、PCB の設計工数の殆どを部品配置の時間が占めています。部品配置を少しでも効率良く行うため、簡単な方法を考えました。

最近は、TinyCAD を使って回路図を入力しています。そこで、回路図入力時の部品の位置情報を FreePCB での部品配置の初期情報として使えば、その後の作業が楽になります。例えば、上の図の例で、回路図の位置情報を FreePCB に反映させると、以下の様になります。

pic3

作成した Perl スクリプト

非常に簡単なスクリプトです。適当に改造して使って下さい。

ダウンロード

使い方

$ ./tcfp.pl [-a3] TEST.dsn BEFORE.fpc AFTER.fpc

TEST.dsn は TinyCAD のデータ、BEFORE.fpc は FreePCB から ネットリストを読み込んだ直後の fpc ファイルです。AFTER.fpc は、本スクリプトが生成する、部品の位置情報を含んだ fpc ファイルです。TinyCAD では、部品のリファレンス名を全て大文字にして下さい。TinyCad での用紙サイズが A3 の場合は、-a3 オプションを付けて下さい。