念願の PC-8801 mkII をジャンクで手に入れました。しかし、キーボードが付いていませんでした。 88 のキーボードはセパレート・タイプである故、本体とはバラバラになってしまいやすく、 中古市場では本体だけで売られているジャンクが少なくありません。
そこで、PC-8801 mkII へのキーボード入力を現代の PC から行うものを考えました。 PC-8801 mkII のキーボード端子と現代の PC をアダプタを介して USB で接続し、 現代の PC のキーボードで PC-8801 mkII を操作できるように するアダプタ&ソフトウェアのセットです。 専用キーボードが無くても PC-8801 mkII を操作できます。
本アダプタを接続した USB ケーブルを WindowsPC に接続するとドライバのインストール画面が表示されますので、
FTDI 社のホームページからダウンロードした D2XX ダイレクトドライバをダウンロードし、解凍したドライバファイルを指定して下さい。
以前に同じドライバをインストールされている方は、この手順を省きます。
Windows XP で、2.04.06で動作確認しています。
もし、ドライバのインストール画面が表示されない場合は接続に問題があると思われるので、接続を見直して下さい。
Windows 用のソフトウェアをダウンロード、解凍します。
Mac 版はしばらくお待ち下さい(PPC 版のみ開発予定)。
PC-8801 mkII のキーボード端子に本アダプタを接続します。 青のマークが上になるように差し込みます。 下のしんちゅう板はアースであり、コネクタの溝に入ります。 4列3行の12ピンが、穴に合うように差し込みます (上下逆にも刺せてしまいますので十分注意してください)。
本アダプタと PC を USB ケーブルで繋いで、PC-8801 mkII の電源を入れ、88Keyboard.exe をダブルクリックで起動するだけです。USB ケーブルは、良質なものをお勧めします。
88Keyboard.exe がアクティブになっている場合に、キーボードからの入力が PC-8801 mkII へ送信されます。 キー割り当てを以下に示します。
割り当てが同じキー | 割り当てが異なるキー | |
{0-9} {A-Z} * / + - = , . @ [ \ ] ^ _ : ; → ← ↑ ↓ {F1-F5} Shift Ctrl Space Esc Tab | PC-8801mkII | Windows |
RET | Enter | |
HOME CLR | Home | |
INS DEL | Back Space | |
CAPS | F6 | |
STOP | End | |
KANA | F7 | |
GRAPH | F8 | |
COPY | F9 | |
HELP | F11 | |
ROLL UP | PgUp | |
ROLL DOWN | PgDown |
Mode メニューの Mode -> Use Arrows As Ten Keys で、カーソルキーをテンキーの 2,4,6,8 に 割り当てることができるので、ゲームに便利です。
上手く動作しない場合、88Keyboard.exe を起動し直す、USB ケーブルを一度抜いて刺す、をお試し下さい。
WindowsPC 側のソフトウェアのソースを公開します。
コネクタの方向には十分ご注意下さい。
コネクタのピンは銅ですがメッキがしてありませんので、錆びなどが出来ましたら
細い子供用の綿棒に溶剤などを付け、ピンが曲がらないよう注意して拭いて下さい。
基板が反りやすいく、曲げると故障の原因になるので注意して下さい。
特にコネクタを抜く時は、短い方の端をもってゆっくりと引き抜いて下さい。
PC-8801 mkII のみで動作確認をしております。
SR / TR / FR / MR での動作確認は取れておりません。
初代 PC-8801 はコネクタの形状が異なるため使用出来ません。
FH / MH 以降は方式が異なるため使用出来ません。
私個人(アマチュア)による手作りです。
不良等の場合は誠実に対応させて頂きますが、
万が一、ご使用で損害が生じた場合、西田ラヂオでは製品以外について保証はできません。
どうか、ご理解のほどお願い致します。