16K / 64K DRAM UNIT for PC-6001

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PC-6001 の増設メモリとして、16K バイトの PC-6006 が有名です。初代 P6 では、多くのゲームで PC-6006 が必要です。しかし、P6 本体と比べて、やや入手が難しくなっています。そこで、P6 用増設メモリを何とか自作出来ないか、考えてみました。

PC-6006 には、16K ビットの DRAM が使われています。ところが、普通のパーツ店では、16K ビットに限らず DRAM が入手困難になっています。あったとしても、大変高価です。

ある日、ジャンク屋を訪ねると、古い(といっても DOS/V や古いマック)用のメモリが、100円でたたき売られていました。4 bit x 1M の DRAM が16個も使われており、その形状から、上手くやれば外して使えるのではないかと考えました。父親と二人がかりで、なんとかチップを外す事に成功しました。一個あたり 12.5 円ポッキリです!

P6 では、8 bit 分のメモリが必要なので、4bit x 1M の DRAM を二つ、使う事にしました。1M のうち、64K のみを使うので、随分もったいない話ですが、安いので問題ないでしょう。というわけで、初代 P6 用 16K バイトメモリカードの試作が出来ました。端子部にはファミコンのジャンクカセットを使っていますので、地球に優しいリサイクル商品となっております(笑)。

よく調べてみると、PC-6001 mkII では、64K の DRAM を増設して、トータルで 128K とすることが出来ることがわかりました。その場合、1M のうち 256K を使う事になります。mkII 用の 64K バイトメモリカードの試作も出来ました。

16K のカードでは、1M のチップ (RAS 10 bit x CAS 10 bit) を、7 bit x 7 bit として使いました。64K では、8 bit x 8 bit として使いました。ここで、良いアイデアを思いつきました。アドレスの上位 7 bit しかリフレッシュ出来ないとすれば、64K 時に、8 bit x 8 bit ではなく、7 bit x 9 bit とするのです。そうすれば、初代 P6 用に 16K バイトの増設メモリとしても使えるし、mkII 用に 64K バイトの増設メモリとしても使えるのです。初代、mkII 共用のメモリカードが完成しました。スイッチで 16K / 64K を切り替えます。

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