SD6031Air

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SD6031Air は、PC-6001mkII 用のフロッピードライブ・エミュレータです。
FlashAir と共に使用して、ディスク・イメージのアップロード、ダウンロードだけでなく、ディスク・イメージのマウント等、コントロールも web ブラウザから Wifi 経由でできます。

PC-6001mkII SR、PC-6601 シリーズでは使用できません。

準備

必要なもの

flashair

東芝 FlashAir W-02 または W-03
カードに "W-02" または "W-03" と書かれていることを確認してください。

又は、通常の SD カード、SDHC カードで使用することもできます。

FlashAir の準備

FlashAir は、アクセスポイントモードをご使用を強くお勧めします。ステーションモードでの使用は便利ですが、ワイヤレスLANの環境によっては動作しないことがあるようです。

PC-6001mkII との接続

まず、準備の出来た FlashAir を SD6031Air に差し込んでおきます。

SD6031Air Connect

PC-6001mkII のフロッピィディスク・ポートに、SD6031Air を差し込みます。

DC 5V、0.5A以上の電源を接続します。コネクタは外形 5.5 mm、内径 2.1 mm の標準 DC プラグで、センターがプラスです。

SD6031Air の使い方(FlashAir使用)

SD6031Air と PC-6001mkII の電源を入れて 10 秒程すると、PC で接続可能になる。

ステーションモードの場合、Chrome か Firefox ブラウザで、http://myflashair/ (Mac/iPhone/iPad/iPod touchの場合 http://myflashair.local/) にアクセスする。

アクセスポイントモードの場合、PC の WiFi を SSID:"flashair" に接続し、Chrome か Firefox ブラウザ(iPhone/iPad/iPod touchの場合は iCab mobile ブラウザ)で、http://flashair/ (Mac/iPhone/iPad/iPod touchの場合 http://flashair.local/) にアクセスする。

iCab moble ブラウザを使用する場合、このセッティングを行って、アップロードができるようにして下さい。

ブラウザで SD6031Air に繋がらないときは、いったんブラウザを終了し、もう一度ブラウザを起動してからアクセスしてみて下さい。

アップロード

アップロードするファイルをダイアログで選択後、Upload ボタンをクリック。
大きなファイルのアップロードには時間がかかります。

ディスク・イメージのマウント、アンマウント

.P31 ファイルをクリック。 ファイル名がハイライトされるので、ディスク・ドライブのボタンをクリックするとマウントされる。

.D88 ファイルも使用できますが、.D88 ファイルは .P31 ファイルに変換され、SD6031Air で使用されます。.D88 ファイルをマウントした時に .P31 ファイルが自動で生成されます。変換には時間がかかります。特にトラックのデータが順番に並んでいない D88 ファイルの変換には長い時間がかかります。

Unmount をクリックし、ディスク・ドライブのボタンをクリックするとアンマウントされる。

ファイル、フォルダの削除

ファイルをクリック。ハイライトされるので、Delete ボタンを押すと削除される。

フォルダの作成

MkFolder ボタンをクリック後、フォルダ名を入力。

フォルダの移動

フォルダ名をダブルクリックすると、そのフォルダに入る(iPhone/iPad/iPod touchの場合は、フォルダをクリック後、ChFolder をクリック)。

".." をダブルクリックすると、親フォルダに戻る(iPhone/iPad/iPod touchの場合は、".." をクリック後、ChFolder をクリック)。

ダウンロード

ファイルをクリック。ハイライトされるので、Download リンクをクリック。

ファイル表示のフィルタリング

.P31 チェックボックスをチェックすると、.P31 ファイルのみが表示されるようになる。

.D88 チェックボックスをチェックすると、.D88 ファイルのみが表示されるようになる。

ライトバック

.D88 ファイルから自動変換された .P31 ファイルを使用している時に W.Back ボタンを押すと、.P31 ファイルから .D88 ファイルへの書き戻しが行われる。

ライト・プロテクト

W.Prot. チェックボックスをチェックすると、そのイメージはライト・プロテクトされます。

通常の SD カード、SDHC カードで使用するには?

FAT16 または FAT32 でフォーマットされた SD カードのルート・ディレクトリに掘られた D1、D2、D3、D4 ディレクトリに入っている各 .P31 ファイルを、それぞれドライブ 1 - 4 にマウントします。

複数の .P31 ファイルがある場合は、タイムスタンプの一番遅い .P31 ファイルがマウントされます。ファイル更新日時変更のツールをイメージ・セレクタとして使えます。.P31 ファイルをファイル更新日時変更ツールのアイコンにドラッグすると、そのファイルのタイムスタンプが最新になり、そのファイルがマウントされるようになります。

.D88 ファイルと .P31 ファイルの相互変換

PC-6001 のエミュレータで使用される .D88 ファイルと .P31 ファイルの相互変換は、SD6031AIR アーカイブに含まれている D88_P31、P31_D88 という Windows 上のプログラムで行います。

D88_P31D88 (1D) → P31 : 1D の .D88 ファイルを D88_P31_1D.exe アイコンにドロップ
P31_D88P31 → D88 (1D): P31 ファイルを P31_D88_1D.exe アイコンにドロップ

なお、上書きの確認は行っていないので、オリジナルのイメージに上書きしないように十分ご注意下さい。

注意

ファームウェアと CPLD ロジックのアップデート

新しいファームウェアと CPLD ロジックがリリースされたら、SD6031Air をアップデートして下さい。