Apple II ROM 置き換えキット

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16種類の ROM セットを切り替えて使えるようになりました。

Apple II Forever

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Apple II は、殆どが汎用 IC で作られているため、他のマシンより修理が容易です。 しかし、ROM は入手困難で、EPROM への置き換えも、そのままでは出来ません。 EPROM は、書き込みにも苦労します。
私の J Plus も、足が一本折れてしまい、かなり危険な状態です。。。

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現在では、フラッシュメモリが安く入手できるので、ROM を置き換えることを考えました。
本キットは、Apple II の D0 - F8 ROM を、フラッシュメモリ EN29F002T で置き換えるものです。 これで ROM が故障しても安心です。

動作確認は、J Plus で行いました。Apple II Plus シリーズまでを対象としています。
EN29F002T 1個付きです。

使い方

EN29F002T の 1000h - 3fffh の部分に、 Apple II から吸出した 12K バイト (12288 バイト) の ROM イメージを置きます。
0000h - 0fffh には、ダミーのデータを置いてください。

複数の ROM セットを切り替えて使う場合、それ以降のアドレスに続けて、同じようにデータを用意します。

DUMMY : 0000h - 0fffh
ROM0 : 1000f - 3fffh
DUMMY : 4000f - 4fffh
ROM1 : 5000 - 7fffh
DUMMY : 8000 - 8fffh
ROM2 : 9000 - Bfffh

フラッシュメモリ EN29F002T ライタで書き込む場合は、 データを適切に埋め合わせ、全体で 256K バイトの長さにしてから書き込んでください。

D0-F8 の ROM を、丁寧に外します。私の J Plus では、通常のソケットではなく、 プラスチックの部分が外れるようになっており、ピンが露出して曲がりやすかったので、 丁寧に作業して下さい。

F12 の位置(ROM D0 の右隣)にある 74LS138 も外します。

ROM を外した場所(どこでも良い)に、フラッシュメモリを装着した本機を差し込みます。 方向に気をつけて、ずれないように、無理せずゆっくり差し込んで下さい。
引っかかる場合は、本機のピンが曲がっているためなので、直してください。

本機に繋がっている 74LS138 を、F12 の位地に差し込みます。

スイッチ ON で、起動するはずです。

ROM イメージの切り替えは、DIP スイッチで、2進数で指定します。 DIP スイッチは、左がLSB、右がMSBで、通常とは逆になっております。 ROM1に切り替えるには 1000、ROM2は 0100 でございます。

免責事項

私個人(アマチュア)による手作りです。
不良等の場合は誠実に対応させて頂きますが、
万が一、ご使用で損害が生じた場合、西田ラヂオでは製品以外について保証はできません。
どうか、ご理解のほどお願い致します。
ROM の故障修理、予備のみに使用して下さい。